1.朝が来るまで
2.昨日にさようなら
3.来年も来るよ
4.九州へ帰る友へ
5.たぬき囃子
6.さよならの街
7.妹
作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
妹よ ふすま一枚へだてて今
小さな寝息をたててる妹よ
お前は夜が夜が明けると
雪のような花嫁衣裳を着るのか
妹よ お前は器量が悪いのだから
俺はずい分心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや
妹よ 父が死に母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが心のきがかり
明朝お前が出ていく前に
あの味噌汁の作り方を書いてゆけ
妹よ あいつはとってもいい奴だから
どんなことがあっても我慢しなさい
そしてどうしてもどうしても
どうしてもだめだったら帰っておいで 妹よ……
8.ひとりきり
作詞:南こうせつ
作曲:南こうせつ
鳥がないて 川が流れて
野山は今 花が咲き乱れ
汽車はゆくよ 煙はいて
トンネル越えれば竹中だ
こんな楽しい夢の様な
こんな素敵なところは
もう今はない もう今はない
もう今はない 今はない ひとりきり
太鼓が響き 御輿がくり出し
いよいよ待ちに待ったお祭りだ
親戚が集まり酒を呑んで
今年は 豊年だ
こんな楽しい夢の様な
こんな素敵なところは
もう今はない もう今はない
もう今はない 今はない ひとりきり
9.思い出にしてしまえるさ
作詞:岡本おさみ
作曲:南こうせつ
ぼくは旅を抱いて ねむるようになった
きみは淋しさと 話すようになった
いつも見送ってばかりいたって言って
手をふるんだね
旅立ちを 淋しくさせるんだね
また冬だよ もう一年たつね
思い出にしてしまえるさ
早く結婚してくれると 気が楽さって言うと
それっきり君は 話さないようになった
いつか ぼくでない他の男と
暮らしはじめるんだね
寝床を 温めあうんだね
また冬だよ もう一年たつね
思い出にしてしまえるさ
ぼくは風をつれて 歩くようになった
きみは夜と なじむようになった
まだひとりでいるなんて言って
ワインを 飲むんだね
都市(まち)に 住むんだね
また冬だよ もう一年たつね
思い出にしてしまえるさ
10.私の詩
11.ヘイ・ジプシー誘っとくれ
12.何処にも行かない
13.ねがい
14.今日は雨
作詞:喜多條忠
作曲:南こうせつ
国道沿いの 二階の部屋では
目覚めるときに 天気がわかる
今日は雨 アスファルトに流れる雨を
大きな車が 轢いて走る
一人のベットで 眠り目覚めた
僕のさびしさも 轢いて走る 今日は雨
昨日ほどお前のことを 憎んだ夜はない
昨日のコーヒー 乾いた部屋では
消えゆく星の つらさがわかる
今日は雨 窓ガラスを流れる雨が
心の中まで つたって落ちる
一人のベットで 眠り目覚めた
寒い胸の中 つたって落ちる 今日は雨
こんな日は眠ろう 眠りたいだけ
こんな日は眠ろう 眠りたいだけ
15.うちのお父さん(夏の思い出)
16.いつもふたり
17.朝が来るまで
18.幼い日に
作詞:南こうせつ
作曲:南こうせつ
石ころだらけの この道を
まっすぐ歩いて行くと
親せきの おばさんの家
僕の足音と 蝉の声が
遠く夏の空に こだまする
去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど
一人でここまで 来たのは はじめて
風に揺れてる 稲の影から
かすかに 見えて来た
やさしい おばさんの家
今年も 大きな スイカを食べられる
赤色かな黄色かな さあ 急ごう
去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど
一人でここまで 来たのは はじめて
大きな木の下で 汗をふけば
母ちゃんにもらって来た
ハンカチが まぶしい
向こうから手を振る 向こうから声がする
昔と同じ元気な おばさんの声
去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど
一人でここまで 来たのは はじめて
一人でここまで 来たのは はじめて
一人でここまで 来たのは はじめて
19.グッド・ナイト・マイ・ベイビー
|